EaseUS Todo Backupで「Not enough unallocated space on the target disk.」でリストアできない

PC

目次

結論

  • EaseUS Todo BackupのブートディスクはUSBメモリだけじゃなくてちゃんとDVDも作っておけ
  • メルカリ侮れない
  • diskpart コマンド有能
  • やっぱりバックアップは大事(故障したときにこそ大切さを痛感する・・)

経緯

母艦として利用しているPCがどうも不調になり何度か再起動・システムディスクのリストアを繰り返すもののついに電源が入らなくなってしまいました。

2012年頃に購入したPCなので10年も使えば色々ヘタってくるか・・・。でもなるべく生きてる部品はそのままに復旧を試みるべくまずは一番の被疑箇所である電源を交換。しかし接続を変えて起動するもやはり不安定が変わらず・・。起動時にビープ音が5回鳴る・・・。マザボが怪しいが、使ってるマザボも古く、新品など市場に出回っていない・・・。なんとか復旧しようとごちょごちょやっていたところマザボから火と煙が・・・明確にマザボがお亡くなりになったことで逆に諦めが付きました。

母艦はTPM2.0に対応しておらずWindows 11にアップデートできないこともあるので一式購入し直そうと試算したところ(色々最新スペック/今度はグラボもつけようとか考えた見積りにしたせいもありますが)25万円くらいかかるじゃないですか・・。さすがに25万円をかけるのもなぁ・・かと言って型落ちスペックで中途半端な年数をかけ、再度故障したものを買い替えるのも面倒くさい。なんとか今のPCを低コストで復旧するか、お金をかけるならば最低10年は持たせたい、どちらでもないなら当面PCは諦めるかと悩んでPCを使わない生活に適応しようとしていたところ、2週間後なんとメルカリで該当のマザボが6千円で売ってるじゃないですか!!早速ポチって入れ替えたところ正常に電源が入りました!

EaseUS Todo Backup Freeでリカバリできない?!

さて、前置きが長くなりましたがここからが本題。

母艦ではEaseUS Todo Backup Freeを入れており、月次でシステム領域のバックアップをしていました。復旧時は母艦に挿してある64GBのUSBメモリから起動し、ディスクにあるバックアップデータから復旧という運用を行っており、これがPC単体環境での完璧なレジリエンシーを持つ運用だと思って(過信して)いました。

しかし電源&マザボ故障が発生した場合、過電流が流れるケースがあるのか接続しているUSBも一緒に壊れることがあるようです。64GBのUSBメモリも一緒に認識されなくなり復旧用のUSBディスクから起動できなくなりました。

Windows PEはそのHWのモデルと一致しなければ起動しないという情報もあり、ネカフェなどのPCでブータブルディスクを作っても意味がなさそう・・このPCでブータブルディスクを作成する必要がある・・と。新規にWindows 8 (管理人の環境ではWindows 8からWindows 10へアップデートしており、Windows 10のメディアイメージを持っていなかった)をインストールし、EaseUS Todo Backupをインストールしたところ、なんとかブータブルディスクを無事に作成。そのブータブルディスクでEaseUS Todo Backupのリカバリ画面を起動することができました。EaseUS Todo Backupのブータブルディスクからは、バックアップ済みのファイル(拡張子pbdのファイル)を指定することでリカバリできます。

よし、これでやっと復旧できる!と安堵したところ、なんと「Not enough unallocated space on the target disk.」のメッセージがでて普及ができない!

このディスク領域をバックアップしてできたデータなのに、リカバリするスペースが無いなんてそんなバカなと。Googleで検索したところすべてのディスクのパーティション情報を削除しろとも書かれている・・。管理人の環境では4TBのディスクの600GBをシステム領域としていたので、3TBのデータも諦めないといけないのか!と。

対処方法

しかしちゃんと復旧できました。

上記の画像のように後ろに回復ディスク領域などいろいろなパーティションがありますが、これをEaseUS Todo Backupの「Windows Shell Command」画面からコマンドdiskpartコマンドを実行できます。

diskpart の考え方として list disk でディスクを列挙。列挙したディスクをselect disk [番号]で選択し、list partitionで選択したディスクの中のパーティションを列挙。更にselect partition [番号]でパーティションを選択し、パーティションを削除するときは特に引数なしでdelete partitionで削除実行ができるようです。回復ディスクのような領域を削除する際は delete partition overrideをつけることで削除できました。

DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1
DISKPART> list partition
DISKPART> select partition 1
DISKPART> delete partition override

こんな感じでリストアすれば復元されるであろうパーティション領域を軒並み消して、再度リストアするとなんと成功!

無事リストアが開始され、復旧が成功しました。(今その復旧が成功したPCからこの記事を書いています)

パソコンは単にOSのインストールだけではなく利用しているアプリケーションごとの細かい設定など、自分好みに設定している量・ノウハウが多すぎて気軽に再構築などできません。なるべく今の環境を壊さず、使い続けられるようやっていくしかないのかな・・

PC
スポンサーリンク
管理人をフォローする
JoyICT

コメント